息づかいを見ときなさい〜梅木仙隆先生ご逝去〜

「あんたの感じたものを、たいせつにしたらいいなぁ」。お猪口を片手に、本当に嬉しそうに書を語る恩師の姿を懐かしく思う今日…仙隆先生は今年9月13日、老衰のため逝去されました。享年92歳。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。(記載者:KAZ)


梅木 仙隆 :
八岐大蛇(ヤマタノオロチ)の伝説地出雲で梅木家の次男として生まれる。11歳で松江の本覚寺(曹洞宗)に小僧として遣わされる。現在の高校1年のとき、予科練に入り飛行訓練生となる。終戦を迎え、家に帰り後継となる。師範学校入学後、書道を学習。上京し教職に就き、上田桑鳩先生に師事。「他人の真似をするな。自分の真似もするな」「その人間の中に持っている心の豊かさ、人間性が書そのものに滲み出てこないなら形だけ真似ても感動は与えられない」と厳しく教えられる。校長として務めた後は、ますます書を愉しみ、書の歴史や書の面白さを伝える。
東洋書芸院名誉会長、布穀会会員、小島日記研究会会員、東京ベルリン芸術大賞受賞