女性にうれしい「よもぎ」〜よもぎおやつ〜

私のふるさとでは、「草もち」といえばヨモギを使った蒸しまんじゅうのことを言います。ヨモギは、”モチグサ”って言って親しまれる身近な野草で、我が家では春のおやつの定番でした。やわらかいところを摘み取って汚れを落とし、色どりよく茹でてから刻んで、蒸した米粉と合わせるだけのお饅頭なんだけれど、鼻に抜けるヨモギの香りに「あ〜春がきた〜」ってにんまりしていたのを思い出します。

薬膳では、乾燥させたヨモギを使います。乾燥させたヨモギ?と思われるかもしれませんが、乾燥ヨモギも日本では昔から暮らしの中で親しまれ、役立てられています。例えば、お風呂に入れたり、ヨモギを袋に入れ蒸したもので血行のわるいところをマッサージすると温まって気持ちがいいです。韓国で古くからある民間療法のヨモギ蒸しは、乾燥ヨモギを椅子の中において蒸気で下半身を温めるというもの。ヨモギは、緊張で冷えたお腹を温めるだけではなくて、体のいらないものを出すデトックス、老化を遅らせるアンチエイジングなど、女性にうれしい野草です。

ヨモギの”温める作用をいかす”お料理の仕方は、ヨモギは乾燥させ、温かい料理に使ったり、食べると温かくなる温性の野菜などと合わせます。

今日のおやつ「よもぎロール かぼちゃあん」
🔳材料
【生地】
A)米粉 大6、ベーキングパウダー 小1
B)無調整豆乳 大6、菜種油 大1/2、てんさい糖 大2、
干したヨモギ(粉末にすると使いやすい)お好み、塩 少々

【あん】
かぼちゃ(温性):適量/てんさい糖 お好み
*かぼちゃは、胃を温め、気を補います。

🔳作り方
1)Aをよく混ぜ合わせダマをとり、干したヨモギ粉末と混ぜ合わせます。
2)Bをよく混ぜ合わせなじんだら、1にサックリ合わせながら、塩をパラパラふります。
3)クッキングシート(フライパンの型に切ったもの)の上に生地を流し入れて四角に広げます。
4)フライパンに水(大3)を入れ、フタをして火にかけると蒸し状態になります。沸騰したら火を弱めて、3の生地をシートごと入れます。フタをして、表面のベトベトがなくなるまで蒸します(目安:4分)。火を止めて余熱1分。
5)ラップをシートより大きめに切ります。その上に、生地を広げたシートを置いて、アンを真ん中あたりに広げ、ラップを巻きすのように使って、手前から巻いて、形が落ち着いたら切り分けます。

●薬膳メモ〜ヨモギ〜
味:辛苦/性質:温性
適応:経絡を温める痛みをとったり、寒さを散らして痛みをとる。緊張や冷たいものの食べ過ぎによる腹痛、寒さによる不調など。