免疫ビタミンと野菜の食べ方〜免疫力アップ(5)〜

私たちの体は生まれながら「自然免疫」を持っていることを(2)でお話しました。今回は。この自然免疫細胞を元気づけるお話です。
自然免疫細胞を元気づけるものに「免疫ビタミン」があります。免疫ビタミンは、ビタミンではないのだけれど、ビタミンのような作用をすることから免疫ビタミンと呼ばれています。免疫ビタミンは、土で育つものに多く含まれます。

免疫ビタミンをできるだけ壊さない食べ方は、野菜のおいしい食べ方
とても簡単なので、よかったら試してみてください。

【長時間の加熱は避ける】
免疫ビタミンは熱に弱いといわれています。炒めものをするときは、サッ、サッと炒め、できるだけ加熱時間を短くします。箸もできるだけ入れません。このように炒めると、野菜のおいしさや水分が野菜の中に留まるので、彩りがよく、歯ごたえもよい炒めものになりますよ。塩が加わると野菜の水分は外に出始めるので、塩をふるときは、火を止める間際に加えるのがおすすめです。

【長時間、水にさらさない】
免疫ビタミンは、水に溶け出しやすいともいわれています。水洗いをするときは、振り洗いでザッと土を洗い落とします。つけ置きは控えましょう。

免疫ビタミンをおいしく食べる
免疫ビタミンは、野菜や果物の皮に近いところに多くあるといわれています。
【人参・ゴボウ・レンコン】
野菜の中には皮がとても薄いものがあります。人参・ゴボウ・レンコンがそうです。皮はむかずに汚れを除くだけでいただく方が、甘みや香りが強くておいしいですよ。

【ジャガイモ】
茹でるとき、皮をむいてから茹でたものと、皮ごと茹でたものでは味がとても違う。皮ごと茹でた方が、甘くておいしいです。

【果物】
果物もできるだけ皮のままいただきたいものです。皮の近くにはおいしさが集まっています。
*果物は、渇きを潤します。夜は、体を冷やすので控えましょう。

あなたの体にそなわる「免疫」のこと、少しわかっていただけたかしら。「これを食べれば、免疫が上がる!」なんて魔法の食べ物はないんですね。(4)でお話したように、無農薬のおいしい野菜を食べていても、不平不満ばかり言ったり、すぎたことを悔やんでばかりいたりでは、腸内環境はよくならないんです。
すぎたことにいつまでも心を留めず、前見て、上見て、明るくすごす。食事は季節の恵みに感謝して新鮮なものをできるだけ捨てずにおいしく食べる。そんな一日いちにちの積み重ねが、腸内細胞が元気づけ、気がついたときには風邪をひくことが少なくなったり、疲れても長引くことがなくなったり、明日の自分を守る力になってゆきます。