暑熱をとるなら「にがみ」におまかせ

ギラギラとしたひざしもさえぎる大きな葉っぱをわさわさと広げて伸びるゴーヤ。クルルンと細く伸びるツルは、たよりなさそうに見えるけれど、昨夜の強風にも耐えしのぐ力はすごいものです。この猛暑にヘコタレルことなく、今朝も開いて、伸びて、空に向かって元気。

今が旬!夏野菜で熱中症予防
ゴーヤはスイカと同じで、体の火照りをとる性質の強い野菜(寒性)です。
同じ寒性の夏の食べ物といえば、甘くて水分をたっぷり持つスイカ。スイカは体を潤し、苦くてあおあおとしたゴーヤは体の暑さをとって渇きを止めます。(清暑)

ゴーヤとキュウリ、どちらを選ぶ
どちらも夏野菜。姿は似ているけれど、それぞれに特徴があります。では、ゴーヤとキュウリにズームインしてみましょ。

「ちょっとのどが渇いたな〜」
かぶりついたときに、水分で口やのどが潤うキュウリは、潤すことで水を体の外へ出す(利尿)し水めぐりをよくします。食べすぎると…トイレが近くなります。

「体の中に暑さがこもった!」
ゴーヤは、かぶりつくと…ウッ…ニガニガさが口の中に残ります。けれど、ゴーヤの苦味は体にたまった火照りをとり口の渇きを止めます。目の充血やイライラするときにもおすすめです。

トマト、ナスといった野菜も今が旬です。体を潤したり、ほてりをとります。夏野菜のもつ水分、味や色も活かしておいしくいただきましょう。


今日の小鉢〜熱中症予防〜
ゴーヤとエノキの塩麹和え
〔材料〕ゴーヤ、エノキの醤油煮(酒と醤油で煮たもの)、白ゴマ、塩麹、
*ゴーヤが沢山あるときは、薄く切って冷凍。和え物、スープ、麺類のつゆに加えたり、すりおろしてお豆腐の薬味などに。

今日の薬膳メモ〜夏の体を調える〜
ゴーヤ/苦味・寒性:体にたまった暑さを除き渇きを止めたり、イライラを鎮め目の疲れを取ります。(清暑止渇、清肝明目)
エノキ/甘味・平性:補気、肺を潤し補陰。乾燥咳や乾燥便を改善
白ゴマ/甘味・平性:乾燥を潤し腸を滑らかにしたり、皮膚の乾燥や乾燥便秘を改善します。

*食べ物は、五つの性質に分けることができます。
寒性(強く冷やす)・涼性・平性(温でも涼でもない)・温性・熱性(強く温める)。平性の食べ物は最も多く、他の性質のものと合わせやすいのも特徴です。