気って何?気功の作用とは|女性の更年期

女性の体は、7年の周期で大きく変わるといわれています。35歳をすぎた頃から、髪の毛や皮膚、体力や気力に「これまでとは違う?」と体の状態を感じる人はあるでしょう。
閉経の前後5年ほどは女性ホルモンが減ってゆくため、体調は不安定になりやすくなります。それは、女性ホルモンが妊娠や出産だけではなくて、骨や筋肉の成長、エネルギー代謝、血圧、消化吸収など様々に関わるためです。更年期は、新しい体になる準備期間なんですね。
更年期といってもその症状は人それぞれです。その違いは体質や気の状態などによります。更年期も自然なことですけれど、食事や体操などで症状を軽くすることのできるものです。つらいときは、暮らしのリズムをととのえ、食べて動いて休めて、今日を楽しんで、めぐるべきものをめぐらせていきましょう。

●「気」とは?
「気」は、生命活動のエネルギーの源で、気だるい、気が弱い、気疲れ、元気の「気」のことです。私たちの体は「気」と、全身に栄養を与える「血」、体をうるおす「水(津液:シンエキ)」の3つによってつくられていると中国の伝統医学では考えられています。どれかが足りなかったり、多すぎたり、スムーズにめぐっていない状態は、内臓のはたらきにも影響するためさまざまな症状となって現れます。

「気虚(キキョ)」

気の足りない状態。だるさ、疲れ、気力がわかない、風邪をひきやすい、汗をかきやすいなどが現れます。

「気滞(キタイ)」
気がとどこおっている状態。ため息、のどがつかえる、不安、不眠、イライラしやすいなどが現れます。

●「気功」とは?
気は、体をクモの巣のようにはりめぐる経絡(ケイラク)を通りめぐっています。経絡は筋肉の近いところにあるので、体を動かすことで刺激し、気の詰まりをとることにもつながります。
気功は、積極的に気をととのえて健康につなげることを目的とする健康法で、養生法です。中国古代、暮らしの中で生まれ、宗教や武術、医療などと結びつき、今ではたくさんの流派があります。考え方、呼吸についてもそれぞれに特徴があります。

医療気功は、呼吸によって気を補い、体を動かすことで詰まりをとることを目的とします。気を補いめぐらせることは内臓を元気づけ、免疫力や治癒力を向上につながり、骨や髪、皮膚、思考などにも影響します。
*経絡の内、十二の経脈は内臓に直接つながっているといわれています。
*「ツボ」は、経絡の上にある反応点といって内臓のはたらき具合いやめぐりの状態が現れやすい点、治療点とされています。

「宗気(ソウキ)」:呼吸によって得る気です。気のめぐらせる力となり、血や営気のめぐりにも関わります。

「営気(エイキ)」:食事から得る気です。経脈を通り体をうるおし養います。「水穀の精微」ともいいます。

「衛気(エイキ)」
:体の外側で守っている気です。邪気やウィルスの侵入を防ぎます。皮膚をうるおし、ツヤやハリを与えます。体温の調節にも関わります。

「元気」:生命活動の源です。体のすべてのはたらきに関わります。おヘソの少し下にある丹田(タンデン)にたくわえられます。

●気や体のしくみについて詳しく学ぶ→薬膳オンライン講座

●気をととのえる体操の仕方を学ぶ→健康保存 体操教室