秋冬は「早朝高血圧」に注意|予防・こころがけ

菊の香るころとなりました。秋の乾燥に涼しさが加わるこの時期を「涼燥」と言って、冬支度をする時期にあたります。

涼燥から冬の間は、寒さで気のめぐりや血の流れが悪くなりやすいため、体が冷えます。冷えると筋肉がこわばり、こわばれば関節が動きにくくなり、コリや痛みを感じやすくなります。

五臓の中で、乾燥と寒冷を苦手とするのは「肺」。
口が渇き、咳や喘息、胸た痛む症状が出やすくなります。症状に気づきにくいので注意したいのは「早朝高血圧」です。

早朝高血圧とは?
早朝高血圧は、普段はそれほど高くはないのだけれど、早朝にポーンと血圧が上がる状態です。

血圧って何?
たとえば…心臓を風船、そこにつながる血管をホースとします。
風船をしぼめてゆくと、風船の中の空気はホースに押し出されていきます。このときホースの壁に与える圧力は大きくなります。このときの最も大きい圧力が「最高血圧」です。
しぼんだ風船がふくらんでゆくときには、ホースの壁に小さな圧力がかかります。このときの最も小さい圧力は「最低血圧」です。

私たちは、生きていますから、動きますし反応をします。体が興奮(反応)したときに血圧は上がります。好きな人も見てドキドキしたとき、予想外のできごとにウワッと驚いたとき、運動でハーハーッ息を切らしているとき、熱いお風呂に入っているときなどです。気持ちがリラックスしたり、座って落ち着いて呼吸をするだけでも、血圧は下がります。

ホースを長いこと使っていると伸び縮みがしにくくなるように、血管もいつまでも若い頃のままとはいかないようです。「血圧の基準値」の範囲を見ても、年齢とともにやや高めに設定されていますので、こうした基準値を参考にされるのはよろしいかと思います。

血圧が高すぎたり、急に血圧が上がると血管を傷めたり、脳や心臓、腎臓に病を引き起こすことがあるということは、知っておきたいものです。知っていれば前もって防げることは、いろいろとありますから…。
そうそう、血圧が高かったとき…「血圧が高い?!」なんて興奮なさらないように。そのときは、座って深呼吸をしましょう。

高血圧・早朝高血圧の原因と予防
血圧が高めの年齢に加えて、寒冷、ストレス、飲酒・喫煙、普段の食事で味が濃いことは、高血圧や早朝高血圧の原因と言われています。年齢は変えられませんが、その他のことを減らすこころがけは、高血圧や早朝高血圧の予防につながります。

●明日へ元気をつなぐこころがけ〜早朝高血圧予防〜
・血管の柔軟性を取り戻す
・気血のめぐりをよくする(滞りを防ぐ)