栗の食べ方・たのしみ方|栗ご飯・渋皮煮・デザート

山郷で迎えた朝。ようやく体が温まってきた頃、山の方からワイワイとやってくる人たちがこちらにやって来るのが見えた。背中や両手の大きな荷物を木でこしらえた長机にドカッと載せ、賑やかに口と手を動かす。カボチャにサツマイモ、里芋がゴロゴロでてきた。透き通った袋の中にはギューギューに詰められたピーマン。これも百円だという。

「りんご、おいしいよ〜。コレは、長持ちするリンゴ。甘いのがよければコッチのリンゴ。・・・ソレはね〜、味は・・・違いはよくわからないけど、おいしい(笑)」

「栗は産地だから、おいしいよ〜。ソレとコレは、割れているかいないかの違いだけ。値段は、割れていない方が50円高いけれど、味は間違いないわよ(笑)。栗おこわもおいしいから食べてって〜」

実り豊かな秋は、見慣れない野菜や果物との出会いにワクワクするのだけれど、そこに暮らしている人たちとの会話も楽しい。

秋を味わうなら、余計な味付けをできるだけしないで、シンプルに食べるのが一番おいしい…栗おこわの味は、その言葉そのもので、おいしゅうございました。

今回教わった栗の食べ方
【渋皮の栗煮】
鬼皮を包丁でむく。鍋に渋皮のついた栗とひたひたの水を入れて火にかける。沸いたら、栗が踊らない火加減にして10分。お湯を捨てる。同じことを2回して、渋皮のアクをとる。お醤油と砂糖をお好みで入れて煮る。
長く保存する場合は、煮沸したビンに入れる(保存可能:1年)

薬膳メモ:
渋皮は漏れを止める作用があります。少し運動をすると汗をとてもかいたり、尿もれがあるときは、渋皮を除きすぎないようにしましょう。

【栗おこわ】
生栗の鬼皮と渋皮を包丁でむいて、もち米・お酒・水・塩と炊く。

【栗ペースト】
栗が小さいときや、虫が食っているときは、栗ペーストに。栗をゆでてから鬼皮と渋皮、虫が食っているところを包丁で除き、こす。お好みで甘みを加えて混ぜ合わせる。(フードプロセッサーを使うのも便利)

保存する場合は。ジッパー付きの袋に入れて、平らにして空気を抜き、冷凍庫で保存する。使うときは、使う量だけバキバキ折って使う。

●栗の米粉マフィン
胃腸を調えるお米の粉と消化吸収をよくする栗を合わせたマフィン。
食欲がないときというのは、一回に少ししか食べられませんね。栄養はいきとどかないので、だるさを感じたり、筋肉がやせてきます。こういったときのおやつは食事のうちと考えましょう。
*胃やお腹が張っているときなど気が滞っているときは控えます。