干しておいしい野菜・フルーツ|作り方・作用

秋晴れが続くと、あれもこれもと干したくなります。
天日に干すと、乾いてギュッとしまり、味は濃くなります。大根やゴボウ、にんじんのように甘みを増すものもあれば、渋柿のように渋さが甘みに変るものがあったり…天日入りの味は、本当においしい。

薬膳で使う生薬には、干したものもいろいろあります。例えば、生姜(ショウキョウ)。生の生姜の皮は体の熱をとる涼性で利尿に使われたりするのだけれど、乾かした乾姜(カンキョウ)は胃腸の冷えたときなどに使います。料理だけではなくて、シンプルにお湯を注げばお茶のできあがり。お好みで黒糖を加えると、飲みやすいです。黒砂糖も温める作用を持つもので、温めるダブル作用で体の内側からポカポカに。

みかんの出回るこの時期は、みかんの皮干しもしておきたいです。みかんは、潤す果物だけれど、干した皮は体を温めるんです。酸味のあるみかんを食べて食べて、食べた後は、皮をカラカラになるまで陰干しします。湿気があるとカビが生えてしまうので、”カラカラに干す”のがポイント。紅茶とみかんの皮を入れれば、こちらも温めるダブル作用で体が温まりますし、みかんの香りはリラックス作用もあるので、疲れたときにもいいですね。

・漢方の「陳皮(チンピ)」とは?
「陳」は、古いという意味、温州みかんの皮を陰干ししたもので、生薬として使われるのは1年以上干されたものです。


天日干しは、自然の仕事。風通しと日あたりによっても味が変わるので、仕上がりの味はお楽しみ。カラカラに干せないときは、今日、明日中にいただきます。2、3時間でも天日に干すだけでもおいしいですよ。
ホコリや虫を寄せ付けたくないときは、ネットタイプを私は使っています。くれぐれも注意したいのは、カビ。雨が降りそうな日は、干さない。柿のように干す前に沸騰湯にサッとくぐらせたり、お酒にくぐらせるのもカビ予防になります。天日干しは、ちょっと買いすぎたときの保存方法にもなります。よかったら、試してみてください。