温める?潤す?みかんの簡単おやつ|みかんの使い分け・薬膳

ここちよい空の広がる週末。
久しぶりに散歩へ出かけると、大きいみかん、小さいみかんも木の上で朝陽に輝いていました。

みかんの作用は「理気(リキ)」。気をめぐらせるので、ストレスの解消にもなります。


今日は、潤したい?温めない?
ジューシーなみかんの実は「潤したい」ときに。皮は「温めたいとき」というように、薬膳では分けて使います。今日のあなたの体をととのうのは、ど・ち・ら?

みかんの実:ジュース、ムースなどに使う。
甘酸/平性。体を潤し、渇きをとる。”香り”は気をめぐらせて消化をよくする作用がある。
*合わせる食べ物:主に潤す作用のあるもの。

みかんの皮:お茶・スープなどに使う。
甘辛/微温。体に溜まった湿を燥かし、痰を除く。”香り”は気をめぐらせて胃を健やかにする。
*合わせる食べ物:主に温める作用のあるもの。

1年以上乾かしたみかんの皮は、陳皮(チンピ)といって漢方薬で用いられたり、薬膳料理でも使います。

今日のおやつ
我が家では、家族で食べたみかんの皮をカラカラに干したものを使っています。今日は、そんなみかんの皮を使っておやつを作りました。
*理気の作用を生かしたいので、”香り”が薄れないように揚げたり炒めすぎは控えます。

【材料】
小麦粉 大3、大豆粉 大2、ベーキングパウダー、みかんの皮を干したもの 小1、ヘーゼルナッツ 適量、豆乳 大2、なたね油 大1、テン菜糖 お好み、自然塩 少々

【作り方】
①粉類と塩をよく混ぜ合わせます。みかんの皮とヘーゼルナッツをフードプロセッサーで細かくします。
②豆乳となたね油をよく混ぜ合わせ、ここにテン菜糖を加えます。
③①と②を合わせます。
④焼くまたは蒸しあがれば、できあがり。

●薬膳メモ〜甘み〜
・黒糖(温性)→サトウキビ(茎)の絞り汁を煮詰めたもので、体を温め、血のめぐりをよくする作用があります。味にコクを出します。

・テンサイ糖(温性)→さとう大根(カブ)の糖液を煮詰めたもので、体を温める作用があります。やさしい甘みです。

・ラカン果(涼性)→羅漢果(ラカンカ)の果実の糖質から作られたもので、熱をとり肺や腸を潤します。舌に感じる甘みは強いです。(糖尿病の方におすすめ)

・メープルシロップ(寒性)→サトウカエデなどの樹液を凝縮したもので、肺や腸を潤して渇きをとります。独特の風味があります。

・はちみつ(平性)→胃を温め渇きを潤す。(食欲不振、空咳。便秘)*1歳未満は禁止。

*白砂糖、グラニュー糖は、血管への吸収が早いため血糖値を急激に上げる特徴があります。