女性にうれしい”MCTオイル”とは?|乳幼児から高齢者の体をサポート

”MCTオイル”を使ったことは、ありますか?
MCT(Medium Chain Triglyceride)とは、ココナッツオイルやパームフルーツに含まれる成分。天然にMCTを含むものはとても少ないのですが、女性にうれしいことがいろいろあるので、今回はMCTオイルの特徴と使い方を紹介します。

”MCT”ってなに?
MCT(中鎖脂肪酸)は、脂肪酸の仲間です。母乳や牛乳など哺乳類の乳にも含まれているので、「MCT?知らないわね〜」という人も、実は赤ちゃんの頃から体にとり入れています。

”油脂の種類”を知っておこう
MCTオイル…というのですから、MCTオイルは油脂のひとつです。油脂は、冷えると固まるラードやマーガリンのような固形状の”脂”と、オリーブ油、ごま油、エゴマ油、ココナッツ油など液体状の”油”とがあります。どちらも主な成分は「脂肪酸」で、脂肪酸の種類や並び方に違いがあり、性質も異なります。

・MCTは、脂肪酸のくさりの長さは中間(8〜12個)なので”中鎖脂肪酸”といいます。
・オリーブ油、ごま油、なたね油、エゴマ油など一般的によく使われている油は、くさりの長い(14〜18個)もので長鎖脂肪酸(LCT)といいます。
・脂肪酸のくさりの短い(2〜6個)ものは短鎖脂肪酸といいます。代表する食品はお酢です。

MCTの特徴
MCT(中鎖脂肪酸)は、LCT(長鎖脂肪酸)より脂肪酸の結びつくくさりが短いため水にとけやすく、消化・吸収されてエネルギーになるまでの時間が早い特徴があります。

<MCT> 小腸→”門脈”を通り→肝臓に運ばれる→エネルギーになる。

<LCT>  小腸→リンパ管・血管を通り→脂肪や筋肉、肝臓に運ばれる→エネルギーになる。*水にとけにくいものは、リンパ管経由

毎日少しずつMCTを含む食品を取り入れるとイイ!といわれる理由
・太りにくい。(食後の血液中の中性脂肪が上がりにくい)
・体脂肪の減少につながる。(体脂肪の蓄積を抑制)
・運動をしたとき、疲れにくい。(乳酸濃度が上がりにくい)

エネルギーをすぐに必要とする未熟児、食が細いことでによる低栄養状態や低栄養制限のある透析をする人にとって、MCTは効率的な栄養補給食品といえます。

たんぱく質を摂取できない腎臓病、高脂血症のように脂質の消化・吸収不全のあるとき、胆のうを一部切除したときは、LCTを含む食品を食べることはできません。けれど、MCTを含む食品は消化・吸収できるので、すぐにエネルギーにすることができます。

”ケトン体”のことも知っておこう
私たちの体には、2つのエネルギーシステムがあります。
・脂肪(ケトン体)をエネルギーとする←狩猟生活によってできたと考えられる。
・炭水化物(ブドウ糖)をエネルギーとする。←農耕生活によってできたと考えられる。*体に貯金できない特徴があります。

ケトン体は、古代の頃からエネルギーとして利用されていたエネルギーシステム。体のエネルギーとして使うブドウ糖が足りなくなると、体に貯金されている中性脂肪(脂肪酸)を分解されます。ことのきに生成されるのが「ケトン体」で、全身の細胞のエネルギーを供給する重要なエネルギー源です。脳が使う代用エネルギー源にもなります。
*ケトン体は、瞑想を長い時間によっても発生することが確認されています。

一的には、男性より女性の方が皮下脂肪のつきやすい体質。つまり。女性は男性よりも多くのケトン体を体に備えているので、絶食に強い!。
*MCTはケトン体を生成しますが、LCTは複雑に経由して血液に吸収されるため、ケトン体を生成しません。

アルツハイマー型認知症は、脳の3型糖尿病と言われています。原因は明確になっていないのですが、エネルギーを作れない、使えないために認知力が低下するとも言われています。ケトン体を生成するMCTを毎日少し取り入れて、てんかんの症状が緩和したケース、アルツハイマー型認知症(軽度〜中程度)の記憶力が低減したケースもあります。

ココナッツオイル(MCT100%の食用オイル)の使い方と注意点
・スープやサラダなどの”かけ油”として食します。(生食用の油です。)
・1回の分量:6グラムまでとします(小さじ1杯4.6グラム)。1回の量が多いとお腹がゆるむことがあります。
・一日の分量:14グラムまでとします。

!注意点!
*MCTオイルで炒めたり、揚げたりしないでください。
*MCTオイルを、カップラーメンなどポリスチレン製の容器に使いません。
*MCTオイルは、オイルだけで直接飲まないでください。(単体で飲むと”有害”である、という研究結果があるため)

「あしたの元気は、今日の食事から」
食事は、体とこころの活力源です。「何を」選び、「どのように」食べるかで体は変わっていきます。症状のあるときというのは、症状を治すことばかりに気持ちが向いてしまうけれど、そんなときこそ自分の普段の食事を見直してみませんか。自然のチカラは、あなたが思っているより大きなチカラです。季節やあなたの今の体に合わせて、”ととのう食事”をおいしくいただきましょう。