15YA健康塾

“立夏”ととのう食の知恵|薬膳・15YA健康塾

陽気が旺盛になりはじめる頃。
天の気が降り、地の気は昇り交わるために、気温は上がり雨の多い時期でもあります。草花の成長は勢いを増して蕾を生み、花を咲かせる。気の流れは内から外へと流れはじめます。わたしたちの体も同じように、陽気は大暑に向け旺盛になってゆきます。

立夏ととのう食の知恵
春の次に訪れるのが「立夏」。この時期は、血が足りなくなっていることがあります。というのも、春は肝の季節で、肝は…鶏でいうならレバーのことなんだけれど、血豊富に含む臓で、血の運行に深く関わります。
なので、この時期は血の消耗を改善しておきましょう。血が足りなくなると、イライラしやすくなり、肌にツヤがなくなったり、髪はカサカサしてかゆくなったり、目がかすみむこともあります。
汗をかいたり、月経も血を消耗に。運動やサウナの後や月経のときも、血を補うことをこころがけましょう。血を補うことは、こころを養い、安らかさにもつながります。

*めぐりのスムーズではない「血瘀:ケツオ」の状態は、血が足りているのだけれども、ある部分では血の足りていない症状が現れます。”めぐり”は、大切。

補血作用とは?
栄養を与え潤し、血をつくるはたらきを促す作用をいいます。

<補血作用のある食べ物>
黒豆、黒ごま、松の実、キャベツ、人参、ほうれん草、イカ、タチウオ、ナマコ、牛肉、鶏肉、豚肉、鶏卵など

今日の薬膳メモ〜蓮の実(養心安神)〜
「蓮の実」は、ハスの花びらが散った後の種実。中国ではクコの実や松の実と同じように普段からいただきます。ベトナムではシロップ漬けにしてナッツのようないただき方が古くから伝わる日常食です。日本では地域によっては馴染みがないかもしれませんね。けれど、弥生時代頃から食されている種実なんですよ。(写真下:徳島産の蓮の実)


生薬名は蓮子 (レンシ)。繊維やビタミンB1が豊富です。便通やむくみ、アンチエイジング、こころを養い安らかさを取り戻す作用などがあります。

料理の仕方は簡単。
かぶるくらいの水に2時間ほど浸すだけです。
スープ、煮物、おこわなどに加えるときは、これを使います。デザートに加えるときは、水から茹でて手でつぶせるくらいにしたものを使います。茹で時間は量にもよるけれど、10分ほどです。
*蓮の実を割ると茶色っぽいものがあります。ここは少し苦味があるのだけれど安眠効果などがあます。苦手な方は、茹でた後に取り除くと食べやすいです。