バランスのよい「家ごはん」とは?

食べることは、生きることで、生きる力につながってゆく…
20代の頃、”何よりたいせつなのは食だ”ってふと思っちゃったのね(笑)。当時働いていた会社を退職して栄養士学校で学びながら、特別養護老人ホームの非常勤として働かせていただいて…そこで洗礼を受けるわけです(笑)。”栄養バランスさえ取れていればイイ”ってことにはならないのよって。食べもので季節を感じ、色合いや盛り付け、かおりは、食欲をわかせたり、食べる力、かむ力を引き出し、生きる力にもつながってゆく…。こういうことを、入居されていた方たちに教わりました。

【家ごはんはバランスよく】
季節やひとり一人の体調に合わせてごはんを作ることは、お店ではなかなかできません。けれど、家ごはんでは、それができます。家ごはんは自分や家族の体をつくるたいせつなごはんですから、バランスよくを心がけてまいりましょう。

日本の食べモノは、とても豊かです。
その季節のモノを少しずついただくことで、ほどほどのバランスは取れていきます。けれど、「食事はいつも同じモノになちゃって」という声をよく耳にします。なので、少し整理してみましょう。食べモノの共通点を分けると、こんな4つのグループになります。

穀物(すべての穀類、いも類、豆類)
穀物は、消化吸収しやすく、気を補います。(炭水化物、ミネラル、カルシウムなど)
*毎日の食事は穀物からはじめましょう。

果物(すべての果物、種実)
体の働きを補い、体をうるおします。(ビタミン、ミネラル、カリウム、鉄分など)
*お昼のとき、あるいはおやつとして1回いただきます。

旬の野菜
消化吸収をよりよくし、流れをよくして余分なものを体の外に出します。(たんぱく質、ビタミン、ミネラル、カリウム、カルシウム、鉄分など)
*その季節の体に必要なものを補うことができます。毎食いただきましょう。

魚、肉(すべての魚、肉)
動く力、支える力、保つ力をつくります。(たんぱく質、鉄分など)
*季節や体調に合わせ、調理法も選んでいただきます。

いかがですか?
どれもが体にとって必要で、たいせつなモノであることをお分かりいただけるかと思います。
「◯◯が好きだから…」「◯◯はここに効く!」といって、そればかり食べていると、腸のバランスは崩れ、体のバランスが崩れることもあります。

一回の食事に何を揃えるとバランスよい食事になるか…子どもたちにこのお話をすると、真剣な顔をして聞いています。おとなの皆さんも参考にしていただければと思います。

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