おいしさを捨てていませんか?

マーケットに並ぶ大根…葉っぱを切り落とされてい姿をよく見かけます。
「葉っぱが食べたくて大根を買うのよ」という方もいるのに…もったいないなぁって思います。

大根の葉っぱは、”葉野菜”です。

ここでは、現代栄養学の視点で少しお話をしましょうね。
「焼き魚には大根おろし」というように、和食では当たり前ですが、これはなぜでしょう?
見た目がいいから?

魚をいただきながら、合間に大根おろしをいただくと、口の中がスッキリしませんか。
大根のデンプンは消化を助け、胸焼けをおさえて胃腸のはたらきを調えるためです。昔の人はこうした食べ合わせを経験で知ったのでしょうね。

では、「大根の葉っぱ」はどうでしょう。
成分をみると、大根より豊富なビタミンCを持ちます。血管の粘膜を強くします。
ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムやビタミンAなども根っこ(白い部分)より多く持っています。
ここを捨ててしまうなんて、もったいないと思いませんか?ごま油で炒めたり、和え物にしてもおいしくいただけますので、よかったら試してみてください。

調理と一物全体
野菜やお米、果物や魚、お肉もいのちのあるモノで、生きる力そのものです。
ただ、私たち人間にとっては、味や食感など食べにくいことがあります。食べにくさをできるだけ工夫をしていただくようにするのが「調理」です。

健康になるため、美しくなるためにあらゆる食べモノを食べて、作用(影響)を確かめていったのが薬膳のはじまりとされています。できるだけその食べモノをいただく「一物全体」の考え方は薬膳の基本で、和食でもたいせつにされています。

あの食べ物のココ、捨てていませんか?
・落花生や栗の渋皮:もれるのを止める作用があります。
・小豆のアク:利尿作用があります。

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