おいしさを捨てていませんか?

たいせつなモノは、足元にある。
私の人生にとってスリランカは、とても不思議なめぐり合わせ。スリランカの滞在はわずかだったのに、とても鮮明に覚えていて…
そこは、風がよく通る少し薄暗い部屋で、滞在中にサポートしてくださった方と紅茶をいただいていたの。外はとてもとてもまぶしくて、白いテンプルフラワーが涼しげだった。スリランカに古くから伝わる養生や食事の考え方、食べものの作用を聞いては質問を返して(笑)。でね、若い私は「これらの食材を日本に持っていってもいいですか?」って言っちゃた(笑)。すると「日本にもあります。ゴボウ、ニンジン…日本には日本の風土に合った食べモノが実ります。それは、体に合うモノで薬と同じですよ(笑)」。この言葉は、私の中心にあって、やがて自然食、薬膳とつながってゆくんだけれど…。自然と人間と食べモノのつながりは、ほんとうに素敵です。

魚をいただきながら、合間に大根おろしをいただくと、口の中がスッキリします。それは、大根のデンプンが消化を助け、胸焼けをおさえて胃腸のはたらきを調えるためです…昔の人は、こういった食べ合わせを経験から知っていたました。

「大根の葉っぱ」も野菜です。
大根の葉は、大根より豊富なビタミンCの持ち主で、血管の粘膜を強くします。さらに。カリウム、カルシウム、マグネシウムやビタミンAなども根っこ(白い部分)より多く持っている”野菜”です。ごま油で炒めたり、和え物にしてもおいしくいただけますので、よかったら試してみてください。

調理と一物全体
野菜やお米、果物や魚、お肉もいのちのあるモノで、生きる力そのものです。
ただ、私たち人間にとっては、味や食感など食べにくいことがあります。食べにくさをできるだけ工夫をしていただくようにするのが「調理」です。

健康になるため、美しくなるためにあらゆる食べモノを食べて、作用(影響)を確かめていったのが薬膳のはじまりとされています。できるだけその食べモノをいただく「一物全体」の考え方は薬膳の基本で、和食でもたいせつにされています。

あの食べ物のココ、捨てていませんか?
・落花生や栗の渋皮:もれるのを止める作用があります。
・小豆のアク:利尿作用があります。

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