食べ物の選び方〜旬・性・味〜

日本には古くからふだんの日を「ケ」、お祭りや行事のように晴れやかな日を「ハレ」と呼んで使い分ける風習があります。ハレの日の食卓は、ふだんとは違うお祝いの食事が並ぶので幼い頃はワクワクしたものです。ここでは自然エコ料理の食べ物の選び方を紹介します。

ハレの日の食事

ハレの日の食事

食べ物の選び方
できるだけ旬のもの、新鮮なものをいただきます。(皮やアクもできるだけいただきます。)
加工品や調味料は、手に入りやすいものの中で、できるだけ自然な姿に近いもの、生きているものを選びます。体にやさしいだけではなくて、家計にもやさしいです。

〜食事は、体にやさしく、おいしく、楽しく〜
・サラダなど生のままでお野菜を食べたい…
もぎたてに近い方がやっぱりおいしいです。色や香りもよく、みずみずしいです。歯ごたえも楽しめます。

・冷蔵庫に保存しておいたお野菜を調理する…
常温に少し置いて冬眠から起こしてから調理に。葉っぱがしなしな〜となっているときは、お花のように水を差してあげます。茎が開いて息を吹き返します。

・みずみずしさがない?!と思ったら…
漬物にしたり天日に干します。水気がなくなっているので、漬ける時間は短く、おいしくいただくことができます。

~素材の味をいかす~
・甘みを加えたい…
お砂糖を使わずに干しレーズン、なつめなど甘みのある果物や野菜を使ってみませんか。やさしい甘みでしっくりしますよ。砂糖とは違った甘みやこくを楽しめます。

*皮を分厚くむいて、皮を干したり、お茶に入れてもおいしくいただけます。
葉っぱ+皮+根っこ…無駄なものはありません。皮や根っこの方が、冷やす、温めるはたらきが強いことも。アクが体を調えることもあります。

ケの日の食事

ケの日の食事

<春の体を支える>
・気をめぐらせる/自律神経調整、ストレス解消→香りの強いもの
(春菊、しそ/柑橘類の皮、ウコン、ジャスミン茶、カモミール茶、ミント茶など)
・熱を鎮める、解毒→苦み
(山菜、菜の花、せり、セロリ、くちなしの実、タンポポ若芽、緑茶など)
・血を補うもの→甘み
(黒米、黒豆、ごま/キャベツ、人参、ほうれん草、小松菜/イカ、アジ、貝柱、カニ、太刀魚、鯖/牛肉、鶏肉、豚肉/プルーン、クランベリー、ブルーベリー、ラズベリー/ごま、松の実など)
・風邪、花粉症→繊維の多いもので辛み
(ごぼう、生姜、長ネギ、しそ、葛、しそ/ミント、菊の花、桑の葉など)
・補気、風邪予防→穏やかな性質で甘み、ホクホクのもの、たんぱく質
(豆類/いも類/きのこ類/魚介類/肉類など)

<梅雨の体を支える>
・むくみ取り:
はと麦、そば、あずき、大豆、えんどう豆、そら豆/生姜の皮、みかんの皮/冬瓜、きゅうり、大豆もやし、玉ねぎ、セロリ、トウモロコシのひげ/すもも、ぶどう/白身魚など
・梅雨の胃腸調整:
うるち米、あわ、はと麦、小豆、大豆、豆腐、そら豆/じゃがいも、山いも、/かぼちゃ、人参、キャベツ、きのこ類/白身魚/はすの実、みかんの皮、りんごなど
・発汗:
生姜、こしょう、さんしょう、唐辛子、にんにく、しそ、玉ねぎ、らっきょう

<夏の体を支える>
・潤すもの→冷やす性質、穏やかな性質で水っぽいもの、きのこ類
(きゅうり、なす、レタス、セロリ、ゴーヤ、もやし、緑豆(もやし)/小麦、葛粉/スイカ、キウイ/豆腐、緑豆、湯葉/豚肉など)
・熱をとるもの→苦いもの
(ゴーヤ、なす、明日葉、緑豆(もやし)/緑茶/菊の花、笹の葉)
・気を補うもの(免疫力アップ):甘くてホクホクのもの
(雑穀、豆類、甘酒など)
・安心、快眠→甘み、赤い果実
(レンコン、ゆり根/あずき/なつめ、クランベリー、ラズベリー、さくらんぼなど)

<秋の体を支える>
・体を潤す→ネバネバする野菜、トロトロする野菜、水っぽい野菜や果物、種実類
(豆腐、豆乳、山いも/海藻類/梅、さんざし、ベリー類など)
・気を補い免疫アップ:
(いも類/きのこ類/くり、蓮の実、なつめ/白身魚/脂の少ない肉/発酵食品など)
・のどを調える:
(生姜、ネギ、シソ、大根/みかん、ゆずなど柑橘類、あんず/ミント、菊の花など)
・乾燥の咳、痰→水っぽい(白い)野菜
(大根、かぶ、白菜/銀杏/はと麦/かりん、あんず、杏仁)

<冬の体を支える>
・気をめぐらせる→温める性質で辛み、香りの強いもの
(らっきょう、玉ねぎ、香菜、わさび、ザーサイ、からし菜、みかんの皮、ターメリック、セージ、ローズマリー、八角など)
・胃腸を温める物→温める性質
(らっきょう、にら、にんにくの芽、生姜の皮(乾燥)、唐辛子、こしょう、さんしょうなど香辛料)
・血を補うもの→温める性質、穏やかな性質
(ごま、松の実、アーモンド/黒きくらげ、ひじき、ほうれん草、小松菜/ベリー類、くこの実/青身の魚、カキ/鶏肉、牛肉など)
・血をめぐらせる→温める性質
(黒酢、紅麹/にら/黒きくらげ/青身魚/桃、ハイビスカス、サンザシ、ローズヒップ/ワインなど)
・気を補う→穏やかな性質、ホクホクするもの
(もち米、黒米、大豆/山いも、蓮の実、くり/鶏肉、牛肉など)
・体を潤す物→穏やかな性質
(山いも/ごま/クコの実、桑の美、ベリー類/イカ、カキ、昆布、すっぽんなど)