家ごはん

小さな小さな生きものたち
昨今は、猫ブームだそう。
猫や犬たちのごはんも、私が幼い頃とはだいぶ変わったようです。
健康食品、サプリメント…ペット薬膳というのもあるそう。

今、私の育てているものといえば…
善玉菌、悪玉菌、ビフィズス菌に乳酸菌???
人間の体の中には、たっくさんの小さな小さな生きものが暮らしています。
その生きものたちのごはんは、私の食事です。
私の食事は、彼らにとってもたいせつなごはんです。
家ごはん、しっかり食べて育てましょう。

家ごはんのいいところは、
季節や体調に合わせて、食べものや調理法を選んだり、味付けを変えられことです。
お店ごはんは、なかなかこうはできません。

”一人分”は作るより、買う方がいい…?
「やっぱり、家ごはんはいいなぁ」
外ごはんが続くと、家ごはんが恋しくなります。
ほっとする味を食べたくなります。

【家ごはん 4つの豆知識】
食べることは、訪れる季節を迎えるために体を調えたり、備えにもなります。料理や体をらくにする豆知識を4つ紹介します。

●その1: バランスよい食べ方
食べものは、4つのグループに分けることができます。バランスよい食べ方の参考としてどうぞ。

<4つのグループと特徴>
穀物(すべての穀類、いも類、豆類)
毎日の食事は穀物から…。
穀物は、消化吸収しやすく、気を補います。(炭水化物、ミネラル、カルシウムなど)

果物(すべての果物、種実)
体の働きを補い、体をうるおします。(ビタミン、ミネラル、カリウム、鉄分など)

旬の野菜
その季節の体に必要なものを補うことができます。消化吸収をよりよくし、流れをよくします。(たんぱく質、ビタミン、ミネラル、カリウム、カルシウム、鉄分など)

魚、肉(すべての魚、肉)
動く力、支える力、保つ力をつくります。(たんぱく質、鉄分など)

●その2:体を調える方向の選び方
今日の体はどんな調子?調えたい方向を選びましょう。
①温める/冷やす/どちらでもない
②もれを防ぐ/余分を出す/補う/発散・めぐらせる/滋養強壮/乾燥を防ぐ

●その3:食べものを選び方…
「その2」の①②を参考に、食べものを選びましょう。
例えば…体が冷えているとき、ヨーグルトや生野菜サラダなど”冷やす方向にはたらくもの”を食べると、体をさらに冷やしてしまいます。冷えているときは、”温める方向にはたらくもの”を食べると、体は冷えから遠ざかります。
①温める/冷やす/どちらでもない
「温」
→辛みのもの(ネギ、生姜など)、鳥肉、香辛料、など
「冷」→
みずみずしいもの(きゅうり、トマト、果物など)、など
「どちらでもない」→お米、ホクホクするもの(豆、芋など)、きのこ類など

②体の調子
「もれを防ぐ」→酸っぱいもの、渋いもの(渋皮、いぶしたものなど)
「余分を出す」→苦みのもの(ゴーヤ、緑茶、どくだみなど/タンニンの多いもの)
「補う」→自然な甘みのもの(お米、豆、芋、栗、鳥肉、たまご、牛肉、ベリー類など)
「発散」→辛みのもの玉ねぎ、しそ、ネギ、生姜など)、香りの強いもの(かんきつ類、ハーブなど)
「滋養強壮」→自然な塩辛さ(海の幸:イカ、たら、カニ、貝類、牡蠣など/ミネラルの豊富なもの)、海藻類(昆布、わかめ、ひじき、のりなど/繊維の豊富なもの)
「乾燥を防ぐ」→甘酸っぱいもの(果物など)

●その4:自然の味、色、香りの楽しみ方
「この色をあざやかにしたいわねー」
「この香り、いかすには…」
「これとあれ…味を合わせたら…味は薄くなる?」
こんなことを考える時間も楽しいものです。自分なりの工夫で、おいしくいただきましょう。

例1)”みずみずしいもの”を調理する→「和える」「蒸す」
“みずみずしさ”もおいしさのひとつです。
”みずみずしさ”をいかすと、うるおいとデトックス効果も。
*焼いたり油を通すと、色のあざやかさがいかされます。”みずみずしさ”を残すときはサッと調理です。

例2)”ホクホクするもの”を調理する→「蒸す」「煮る」「焼く」
”ホクホク”もおいしさです。
ホクホクいかすと、おいしさプラス気力アップに。
*ガスを作りやすいので、食べる量はほどほどに。

例3)”辛さと香り”をいかす”→ポイントは「入れるタイミング」
香りは、調理のはじめに加えたり、煮たり、焼くと薄れます。
辛さと香りをいかすなら、火ものは消す間際に加え、和えものは最後に加えてサックリ和えるのもおすすめです。

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