一物全体

冬にはカラダを温め、夏はその辛みで私たちのカラダにたまった余分な熱の発散にチカラを貸す野菜、”ダーーイコン”。温めるチカラや辛みも、大根が寒さや暑さ、風や雨、害虫から身を守るためのもので、生きるチカラそのもの。自然の姿に近いほど、バランスはとれているようです。

大根の旬は「冬」

大根の旬は「冬」

根仕事+葉仕事
大地に向かう「根っこ」と、空へのびゆく「葉っぱ」。根は根仕事を、葉は葉仕事をしているんでしょうね。こうしたこともこ、栄養成分にちゃ~んと現れているんですよ。

大根の「葉っぱ」は「根っこ」より多くのナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムやビタミンAなどを持っていて、熱を冷ましたり塩気を外へ出すはたらきがあります。

*大根の下の方は辛みが強いので大根おろしに。上の方は煮物が合います。こんなふうに野菜の持ち味を活かすと、わずかな調味料でおいしくいただけます。葉は、ゴマ油で炒めてふりかけにしたり、細かく刻んで薬味にするのもおいしいです。

野菜の個性もいかしたい
同じ野菜でも顔は違うし、体格も違う。味も多少違うんです。調理方法や食べ方…野菜に聞いてみませんか?

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~食事は、カラダにやさしく、おいしく、たのしく~
・サラダなど生のままでお野菜を食べるときは、もぎたてに近い方がおいしいです。イキイキしていますし、栄養や歯ごたえもあります。

・冷蔵庫に保存しておいたお野菜を調理するときは、常温に少し置いて冬眠から起こしてから調理に。葉っぱがしなしな〜となっているときは、お花のように水を差してあげましょう。茎が開いて息を吹き返します。

・みずみずしさがない?!と思ったら、漬物にしたり天日に干してみてください。水気がなくなっているので、漬ける時間は短く、おいしくいただくことができます。

・ドレッシングやソース、ジュースでいただくなら、若いものより熟れたものがおすすめ。青くささや固さがとれているのでおいしいです。

 

~素材の味をいかす~
・甘みを加えたい…そんなとき、お砂糖を使わずに干しレーズンなど甘みの強い果物や野菜を使ってもおいしいです。砂糖とは違った甘みやこくを楽しめます。

・甘みが少ない…そんなとき、塩気が甘みを引き立たせることもあります。スイカやイチゴ、グレープフルーツはわずかに塩をふるだけでも甘みが引き立ちおいしくいただけます。果物の”ほてりをとるチカラ”もやわらいで一石二鳥です。

*皮を分厚くむいたときは、皮はきんぴらにするとおいしいです。葉っぱ+皮+根っこ…無駄なものはありません。茹でこぼしのしすぎにも気をつけましょう。