一物全体

すりおろすと”辛く”、煮ると”甘い”野菜は何でしょう?
それは、大根です。消化不良や咳があるときに食べたい野菜です。”冷やす性質”の持ち主なので、熱を下げる力となります。とがっている方が辛みが強い…冷やす力は強いです。

自然エコ料理では、野菜の性質を生かします。ですから、大根に火を入れるときは、サッと茹でる、あるいは軽く煮る程度です。辛みが強すぎるときには、甘みを少し加えるなどして、性質をやわらげます。唐辛子など熱性の食べ物との組み合わせは控えます。

穀物、野菜、果物、魚や動物は、それぞれに性質があります。それは、寒さや暑さ、風や雨、害虫から身を守るためのもので、生きる力そのものです。食べることは、おいしです。けれど、それだけではなくて、食べたものによって体を支え調えているのです。…自然の恵みに感謝です。

大根の旬は「冬」

大根の旬は「冬」

根仕事+葉仕事
大地へ向かう「根っこ」と、空へ向かいおひさまの光を吸いこむ「葉っぱ」。根は根仕事をして、葉は葉仕事をしている…。こうしたはたらきの違いは、色や香りに現れます。もちろん栄養にも。

大根の「葉っぱ」は「根っこ」より多くのナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムやビタミンAなどを持っていて、熱を冷ましたり塩気を外へ出すはたらきがあります。

*大根の下の方は辛みが強いので大根おろしに。上の方は煮物が合います。葉は、ゴマ油でサッと色よく炒めるとおいしいです。

野菜の性質は舌で知る
同じ野菜でも顔や体格は違いますし、季節や産地によっても味は変わります。まずは味見をして、水っぽいのか、辛みが強いのか、食べ物の性質に合わせて調理や味付けをします。

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