砂糖のこと

”真っ白”は、魅力的?
サトウキビの絞り汁を煮詰め固めると黒砂糖ができます。この黒砂糖から不純物を化学薬品などで取り除き、塩酸や無機酸などを使って漂白したものが白砂糖です。作る過程で、自然が作り出したミネラルはそぎ落とされるため、強い甘みがします。

アカシアの木

アカシアの木

外食とも上手につき合う
白砂糖はミネラルをそぎ落とされています。ミネラルが足りないとカラダはカラダの中にあるビタミンB1を使います。ビタミンB1が不足しているときは、骨のカルシウムを使います。白砂糖を使うときは、うるおいをもつ野菜や果物などと合わせた方がカラダにやさしい食べ方といえそうです。

外食先や市販のお菓子などには白砂糖が使われていることが大半。自分が思っている以上に白砂糖を食べています。ふだんの食事では玄米や雑穀、豆類、野菜などを取り入れカラダをととのえておく…そんな工夫をして外食とも上手な付き合いをどうぞ。

(ビタミンB1不足やカルシウム不足が続くと、脚気(カッケ)、手足のしびれ、反射神経の異常、食欲不振、下痢、骨粗しょう症、うつや感情の不安定さにつながることがあります。)

糖の消化吸収のしくみ
糖は、車でいうガソリンみたいなもので私たちのカラダを動かす燃料のひとつで、ご飯やパン、砂糖、蜂蜜などに含まれています。糖の形は、真珠の玉のようにひとつで存在していたり、真珠のネックレスのようにつながったものがあります。血に吸収されるときはひとつの玉の形です。二つ以上の玉がつながっている糖は、消化酵素によってつないでいる糸が切られ、ひとつ玉の形で血に吸収されます。糖は血に溶け込むことでカラダのすみずみにまで運ばれエネルギーとして使われます。

血の糖濃度は、インスリンというホルモンによって安定に保たれています。余った糖は肝に貯蓄されます。食後から時間がたって血の糖濃度が少なくなると、肝に貯蓄されていた糖が血に届けられ使われます。

糖が吸収されエネルギーとして使われるまでの速さは、真珠の玉の数によって決まり、数が少ないほど速く吸収されます。最も早く吸収されるのは点滴に含まれるブドウ糖で玉の数がひとつ(単糖)です。砂糖の原料のサトウキビ、てんさい糖の原料のサトウ大根、蜂蜜、果汁や乳汁がもつ糖は、玉の数がふたつ(二糖類)で、ブドウ糖の次に吸収が速いです。お米のでんぷんに含まれる糖は、玉がたくさんつらなった糖(多糖類)なので、ゆるやかに吸収されてゆきます。

甘いものとも上手なお付き合い

甘いものとも上手なお付き合い

疲れると甘いものが食べたくなるのは、なぜ?
「疲れたときに甘いものを食べたら元気が沸いてきた」…そんな経験はありませんか?砂糖の糖は吸収からエネルギーになるまでが速いので、食べるとすぐに元気が沸いてきた感じがします。では、速く吸収されることはよいことかというと、それは状況にもよります。

人のカラダは、血に糖が吸収され糖濃度が上がると、脳は「インスリンを出しなさい」とすい臓へ指令を出します。インスリンが出動することで糖濃度を保たれます。けれど、糖の吸収が速いとどうなるか…。インスリンは大急ぎで出動し糖濃度を安定にしようとします。ことのき糖濃度が急激に減ると、脳は「糖が急に減ったぞ!糖を補えーー!」と信号を送るので、甘いものを食べたくなります。甘いものの食べすぎは、実はカラダを疲れさせているんですね。

インスリンは足りなくなったり、はたらきが弱まることもあります。すると、カラダに取り入れたものがうまく利用されず、血の糖が多くなるため、疲れやすい、気力が沸かない、ボーっとするなどの症状が現れます。

・参考:体調がいい血糖値目安 70~109mg/dl

*糖尿病は予防できる病のひとつです。甘いものを食べるときは、まずはお茶をいただいたり漬物など食物繊維のあるものをいただくことで吸収をゆるやかにすることができます。”甘いものは目が欲する”といわれるように、カラダが必要としているのとは少し違うことがあるので甘いものもほどほどがよさそうです。ちょっと食べすぎたなぁと思ったときはクヨクヨせずにカラダをよく使ってエネルギーとしてめぐらせていきましょう。

*糖尿病は遺伝するともいわれていますが、食事・活動・休息など生活によって遠ざけたり軽減することもできる病です。