食べ物の選び方「帰経」|女性とカラダ
食べ物が、どの臓器に作用するかを示す道しるべを「帰経(キケイ)」と言います。消化吸収された「営気」や「血」は、経絡を通じて五臓に作用すると薬膳では考えます。
【帰経】肝経 肝臓・目・筋・じん帯・子宮・爪・自律神経 【食べ物:例】 玄米 |
【帰経】心経 心臓・血液循環・脳・舌・顔面 【食べ物:例】 小麦 |
【帰経】脾経 脾臓・消化吸収・水分代謝・筋肉・味覚・免疫・止血 【食べ物:例】 オートミール・小麦・白米・玄米・はと麦・もち米 |
【帰経】肺経 肺・皮膚・鼻・のど・気管支・気管・免疫機能・大腸 【食べ物:例】はと麦 |
【帰経】腎経 腎臓・膀胱・内分泌系・脳・骨髄・骨・耳・髪・二陰 【食べ物:例】 オートミール・小麦・玄米・はと麦・もち米 |
例えば、「肝経」に帰経する食べ物は、「肝」を傷めたことによる症状の軽減・緩和につながると薬膳では考えます。
*肝を傷めたことによる「目のかすみ」「めまい」
→穀物の中では「玄米」、春であれば「菜の花」や「セロリ」などがあります。
参考)帰経が「肝経」の野菜
おかひじき、春菊、せり、スベリヒュ、セロリ、玉ねぎ、トマト、菜の花、にら、人参、パセリ、ビーツ、パプリカ、ブロッコリー、ほうれん草、みつば、モロヘイヤ、レタスなど
*効果を高めたいときは…
同じ性質(寒・涼・温・熱)の食べ物を組み合わせます。食べ物で最も多い「平性」は合わせやすく、涼性あるいは温性と合わせます。
◉ 食べ物の「性質」「色の作用」は、「食べるコト」をご参照ください。
食べるコト