人間という自然

ひと粒の種。やがて、かわいらしい芽をだしのびやかに育ちゆく様子を目にすると、胸があったかくなります。雨風の日に根をふんばりしのぐ姿はたくましく、蕾をふくふくふくと育てる様は、そっと応援したくなります。そんなこんなを乗り越えて咲かせた花は、まぶしくいとおしいです。

人のいのちの誕生というのも、まことに神秘で、生きることにラクチンはないんじゃないかしらね。生きることはたくましくてせつなくもあり美しい。自然の作りだすものは尊いです。

人間も花や他の動物たちと同じように地球の住人。自然と調和し、自然と同じようなしくみやつながりは私たちのカラダの中にもある…そんな考え方が世界のあちらこちらに古くからあります。

ここでは、日本で馴染みのある鍼灸や漢方、薬膳の基礎となる東洋医学の考え方を紹介します。

この考え方も、世界中にあるひとつにすぎませんが、いろいろな場面でヒントや参考、支えとなることはあるでしょう。